韓国で大ブレイクした日本ゲーム#1
始めに
1991年発売したストリートファイターの2作目です。
日本ではもちろん世界的にも大ヒットしたゲームですが、韓国ではゲーム以外のところでも影響があるなど大ブレイクしました。
今回はこの大ヒットゲームに迫ります。
ゲーセンの数が倍増する
このゲームが韓国に入る前のゲーセンには簡単単純なゲームがほとんどで1プレイに50ウォン(約5円)の店がほとんどでした。その理由で小学校の近くに何か所かあるくらいで、
客ももちろん小学生がほとんどでした。
余談ですが、小学生が多いことで小学生の小遣いを狙う不良たちがよく出没したためゲーセン行くのを禁止する家庭が多かったです。
僕もその一人でした。^^
物価も上がってそろそろ値上げもしたかったゲーセンのオーナにしてはきっかけのゲームが必要だったのです。
そこで登場したのがこのゲームです。
ビジュアルも音楽も圧倒的だったこのゲームはしかも対戦モードで1プレイあたりプレイ時間が短いです。
一気に倍増した100ウォン(約10円)の値上がりにもこのゲームの勢いは止まらなかったです。
小学生にはもちろん中高生にまで人気だったこのゲームのおかげでゲーセンは大学の近くにまで増え続けました。
小学生と大人が対戦するような光景は以前にはなかったです。
人気の秘訣
このゲームはビジュアルもBGMもゲーム性も優れていますが、
韓国で特に受けた理由として人対人の対戦モードにあります。
AIが動かしているキャラを倒すだけだったらすぐ飽きてしまうんですが、人間が相手になると勝負の感覚になります。
韓国では今にもそうですが、
”喧嘩で弱虫されるのは我慢できてもゲームで弱虫にされるのは我慢できない”と思っている人が多いです。
当時はゲームで人と対戦ができる一択のみの選択肢であったため、
ストリートファイターをやるためにゲーセンに行くような人々が増えていました。
ゲーム以外にも
小学生の中ではストリートファイター遊びとして動作と技名をまねして遊ぶことも多かったしぽっちゃりしている子にはホンダ、がりがりしている子にはダルシムのあだ名がつくなど、日常生活にも溶けてきました。
BGMをカセットテープに収録して付録として出した雑誌は売上が急増し、キャラクタが登場する海賊版漫画が乗っている雑誌は人気を集めていました。
トランポリンに乗っている子供は技の一つである昇竜拳のまねは定番中の定番でした。
お笑いの番組でも日本のゲームにも関わらずキャラクタのまねをする人が多かったです。
それほどこのゲームは認知度が高かったです。
最後に
ゲーセンといえば思い出す代表的なゲームで、そのあとからも影響力が高いゲームです。90年代にこのゲームをやっていた時代の人たちは未だにこのゲームの特徴に当てはまる人のあだ名にこのキャラクタ名を付けます。
ゲームというよりは90年代の文化の一つとして記憶の中に入っています。