韓国語が難しいと思ってしまう理由
始めに
外国語を習うにはたくさんの時間と努力を伴います。
韓国語は習得まで最も時間がかかる言語のランクにも上位にランク付けされています。
韓国語が習いというのは理解の容易性の問題であって、簡単とは言えないでしょう。
だからと言って先にある難し所ばっかり気にして怖がってあきらめるのはもったいないと思います。
これからは難しいところを探してその対策を考えていきます。
韓国語は発音が難しい
日本人だけではなく世界中の韓国語学習者たちを挫折させる大きな壁である発音のやつです。
韓国人は当たり前に発音しているけどその原理などを人に説明して同じように発音させることは至難の業です。
どれだけの人たちがここから諦めて前に進めないと思います。
韓国語の発音が難しい理由は至って簡単です。
それは同じく発音ができる発音が日本語にないからです。
例えば、
皆さんが理解にも発音にもすごく苦労するバッチムですが、
ただ単にこれが説明できる概念が日本語にないからです。
日本語にはバッチムがなくても成り立つ言語です。
なのでもう日本語が頭に出来上がった状態から全く新しい概念を入れようとするから難しいわけです。
完璧にこなすと思ったら壁はすごく高くなります。
まずは低い壁から乗り越えましょう。
僕が提案する勉強法は、
まずひらがなで表現できる韓国語を最初に習って韓国語とハングル文字になれることです。
韓国の子供もしゃべれるようになってからはっきり発音できるまでは時間がかかります。
弱いうちは弱い敵を倒してレベルアップする!という感覚です。
そして日本語には存在しない母音があります。
"ㅓ"と"ㅡ"です。
"ㅓ"は”え”の発音する時の口をしたままで声では”お”を出すと似たような発音になります。”お”に近いので日本語に表記されるときはよく”オ”になります。
”お”の発音は"ㅗ"なので"ㅓ"と"ㅗ"で区別がつく単語は日本語で表記ができません。
"ㅡ"は”い”の発音する時の口をしたままで声では”う”を出すと似たような発音になります。
これは日本語に存在しない発音体系なので表記もできないし概念を説明するのも理解するのもともに難しいです。
しかしここまでできるようになるのはかなりの上級レベルです。
韓国で何十年住んでもこの発音ができない人はたくさんいます。
”お”と”う”で発音してしまっても高い確率で意味は通じます。
だからこれを怖がるのはまだまだ先の話ですね。
ハングル文字の書き方がわからない
ひらがなもアルファベットも一つも文字を書いて読み方がわかればそれをそのまま読むことができますね。
ハングル文字は一つの文字がパーツ別に分かれていてそれを組み合わせてから意味を持って発音することができます。
レゴブロックを思えば理解しやすいかもしれません。
木のパーツで例えると、
ひらがなは一つのパーツで出来上がっている反面、
ハングル文字は葉、枝、根でできているのと同じです。
出来上がったパーツをそのまま覚えるのもいいんですが、
それより原理を把握して自分で組み合わせるようになるのがいいと思います。
これができるようになったら日本人がひらがなを読むのと同じ感覚でハングル文字を読むことができます。
韓国語の半分くらいはマスターできたと思ってもいいでしょう。
意味は通じるけど使う単語が違う
”薬を飲む”は韓国語では”薬を食べる”と表現します。
そのまま直訳しても意味は通じますが正確に言えば間違ってることになります。
”ピアノを弾く”は韓国語では”ピアノを打つ”と表現します。
ピアノはハンマで弦を”打って”弦を”弾かせて”音を出す楽器なので厳密にいえばどっちも正しい表現になりますが同じく意味は通じるが間違っている表現になります。
ただしこれは韓国を専門的に習う学生ではない限り少しは間違っても問題はないと思うし、むしろお互い違う文化について語り合えるいいネタになる可能性だってあると思います。
先の”ピアノを弾く”の例は深く入ればこの単語を選んだ時の背景やお互いの国の考え方の違いや国民性の違いなど、
大学の論文の主題になりそうな話にまで発展できるかもしれませんね^^
同じ言葉なのにニュアンスが違う
体調が悪い時に”気分が悪い”を使えば日本人なら体調が悪いと受け入れてくれるんですが、
直訳して同じ言葉を韓国人が聞いたらこの人は何かに対して”怒っている”と受け入れてしまいます。
試合や賭けことに負けた時に”悔しい”を使えば韓国人は”不公平などの理由で負けた”と受け入れてしまいます。
韓国語のレベルが低い人が使えば外国人だからと理解してもらえる可能性が高いけど、普通にしゃべっている人が使えば誤解を招いてしまうかもしれませんね。
でもこれこそ上級者レベルで今勉強を始めようと思っている人が悩むことではないでしょう。
最後に
色々韓国語勉強の難点を語りましたが、要はあんまり難しいことを考えすぎないようにするのが大事だと思います。
レベル1の勇者がいきなりボスを倒せないと同じようにちゃんとステップを踏んで進めていけば少しずつレベルは上がると思います。
勉強には個人差があるのでみんな自分のペースに焦らず進めていくのが何より大事だと思います。