韓国語が”日本人が習いやすい言語”である理由
始めに
韓国語と日本語は単語の発音の類似性から文法構造の類似性まであらゆる面で共通点が多いです。
両国の類似性は言葉だけではなく文化全判に現れます。
共通点が多いってことは理解しやすい、わかりやすい、につながります。
言語的類似性
単語
ガバン、ドシ、サギ、マンゾク、ミンゾク、シガン、アンシン、インギ、サンソ、ドグ、ウンドン、ガンダン、ユリョ、ムリョ、ムシ
今並んでいる言葉は韓国語の発音をそのままカタカナで表記しているものです。
韓国語が全く分からない人でも大体の意味が予測できると思います。
では実際に皆さんが予測した意味がどのくらい一致しているかを確認してみてください。
ガバン(가방) → かばん(鞄)
ドシ(도시) → とし(都市)
サギ(사기) → さぎ(詐欺)
マンゾク(만족) → まんぞく(満足)
ミンゾク(민족) → みんぞく(民族)
シガン(시간) → じかん(時間)
アンシン(안심) → あんしん(安心)
インギ(인기) → にんき(人気)
サンソ(산소) → さんそ(酸素)
ドグ(도구) → どうぐ(道具)
ウンドウ(운동) → うんどう(運動)
ガンダン(간단) → かんたん(簡単)
ユリョ(유료) → ゆうりょう(有料)
ムリョ(무료) → むりょう(無料)
ムシ(무시) → むし(無視)
いかがでしょうか?
皆さんの予測は大体当てはまったはずです。
発音が似ている言葉もあれば全く一緒の言葉もありますよね。
上の例文はごく一部にすぎないです。
他の国の言葉でも偶然に発音が一致する場合はあるかもしれませんが、ここまで見事に発音と意味が同時に一致することはまずないでしょう。
”この単語は韓国語と発音一緒だったよな…”だけ覚えても見事に暗記できていることになります。
面白いと思う方はもっと調べればもっともっと似たような言葉が多いことにびっくりすると思います。
文法
韓国語と日本語の基本文法構造はS(主語)+O(目的語)+V(諸述語)で言葉の順番が一緒です。(英語はSVOの順番なのでまずここから壁にぶつかりますよね。)
各SOVには助詞がついて文章がよりはっきりなります。
例えば、
私TWICEすき → 나 TWICE 좋다
私はTWICEがすきです → 나는 TWICE를 좋아합니다
私(나) は(는) TWICEが(TWICE를) すき(좋아) です(합니다)
こんな感じで言葉の順番通りに1対1でマッチできます。
私ならTWICEが好きかも → 나라면 TWICE를 좋아할지도
このようにちょっとした変形も同じ原理で作れます。
この基本的な構造は一緒なので韓国語の単語さえわかれば、あとは日本語の文章を作る感覚で単語を組み合わせていけばコミュニケーションがとれるレベルの文章がすぐ出来上がります。
敬語
日本にも韓国語にも敬語は存在します。
最初に敬語を習うのは難しいですが、敬語自体がない英語に比べれば日本人には敬語の概念がすでに頭の中に入っています。
これは概念自体がなくてそこから出発してはいけないアメリカ人などに比べればはるかに理解しやすいことだと思います。
もちろん最初から敬語を完璧に習う必要はありません。
個人的には子供がある程度話せるようになってから敬語を習うように、同じく中級レベル以上になってから始めても遅くないと思います。
文化的類似性
日本も韓国も気候の条件が似ていて昔からお米を主食として生きてきました。
ご飯食べよう。(밥먹자)
日常の中でこれは韓国でも日本でも”食事をしよう”の意味になりますが、
この意味を知らないアメリカ人はただ単にライスをたべようと受け入れる可能性が高いです。
横断歩道ではちゃんと青信号になってからわたりましょう。
この文章を韓国語でそのまま直訳しても韓国人はないも不思議と思わないです。
しかし英語になるとアメリカ人は不思議と思うはずです。
その原因は青信号にあります。
韓国人も日本人も緑色の信号を見ながら青信号と呼ぶのに抵抗感がないです。
なぜこれが両国ともに一致するのかはわかりませんが、
それほの両国は文化全判にあらゆる面で共通点が多いです。
最後に
地理的に近いこともあり、韓国と日本は共通点が多いです。
言葉を理解するということはその国の文化を理解することだ、という言葉があります。共通点が多いということはその面で、既存に知っていることが役に立つということなのでより簡単に理解することができると思います。
実際僕も日本語の勉強の時に英語や中国語に比べてとても習いやすかったです。
これから韓国語を勉強したいと思っている方に役に立つような内容だったら幸いです。